エヌ・シー・エヌが埼玉県川口市に木構造技術センターを開設

エヌ・シー・エヌは、これまで大学等の実験施設において、SE構法の耐震実験などを繰り返し行い、大地震など自然災害における安全性の検証を行ってきたが、今後は自社施設「木構造技術センター(Timber Structure Lab.)」を開設し、そこを拠点に木構造に関する基礎研究、応用研究、開発研究を行っていくことを発表しました。

施設開設の目的

今後、多様化が見込まれる木構造に迅速かつ柔軟に対応するために、2022年3月に「木構造技術センター(Timber Structure Lab.)」を開設。「SE構法の追求」「あらゆる木構造の開発」「未来に向けた基礎研究開発」を目的に、SE構法の開発で培ったノウハウを活かした木構造の技術開発の拠点とし、住宅規模から中層大規模木造建築物までの木構造に関する基礎研究、応用研究、開発研究を進め技術資産を構築していく、としています。

 

1000kN万能試験機(右) 200kN面内せん断試験機(左)

設置実験装置

1 1000kN(100トン)万能試験機
接合部や部材の強度試験

2 200kN(20トン)面内せん断試験機
耐力壁、ラーメンフレーム、床、屋根の水平力試験

3 恒温恒湿器
  木材の物性調査、耐久性・品質試験

SE構法とは
強度が高く品質の安定した構造用集成材を柱・梁に使用。その柱と梁を専用のSE金物で剛接合したラーメン構造がSE構法。優れた耐震性能を保ったまま壁の少ない自由度の高い空間づくりができる。

エヌ・シー・エヌのホームページはこちらから