換気-空気の道をデザインする①~⑦【完】

家にいる時間が圧倒的に増えることによって、俄然注目を浴びるようになった“換気”。設備設計者として第一線で活躍し、多くの著書を執筆している山田浩幸氏が、家における正しい換気の方法について解説します。

連載①「換気の目的は、汚染空気を新鮮なものにする」

・Co2濃度の低下と揮発性有機化合物除去が大切
・昔の家と、今の家の換気状況の違い


 


連載②「機械に頼らない換気の方法」

・窓を利用する平面的な自然換気
・重力換気による立体的な換気



連載③「重力換気で快適性を高めた住まい」

・重力換気をうまく取り入れた住まいの紹介
・夏でもエアコンのいらない快適性を手に入れるには?



連載④「3つの換気設備の正しい知識」

・第3種換気の盲点は”給気口の位置”
・給気口の数は部屋の大きさに比例する



連載⑤「換気扇はシロッコファンがお薦め」

・屋外フードは低圧損失型を選ぶ
・第3種換気を上手に使いこなす



連載⑥「高温多湿な夏の換気の秘訣」

・季節によって換気の方法は違う
・夏の湿度は60%以下を目標にすべし

熱中症の予防を目的として、気温・湿度・放射熱をもとにアメリカで提案された指標。単位は空気と同じ“℃” で示されるが、その値は気温とは異なる。「日常生
活における熱中症予防指針Ver.3 確定版」(日本生気象学会)では、熱中症の危険度について、WGBTを用いて4 段階の温度基準で整理しており、危険度が高い順に、
赤・オレンジ・黄色・黄緑に色分けされている。温度が同じでも、湿度が高いと熱中症のリスクが高まることが分かる


連載⑦「低温低湿な冬の換気の秘訣」

・ウイルスやアレルギー物質の繁殖を抑える
・冬の湿度は40%以上を目標にすべし



いまさら聞けない!”正しい換気”の方法/山田浩幸

連載で取材した山田浩幸氏(ymo)の換気に関する動画もアップしました。

健康な暮らしを支える技術として注目度が高まる一方の換気。そこで「換気の目的とメカニズム」「換気の方法・盲点(自然換気と機械換気)」「夏の換気・冬の換気」について解説しています。
セミナー動画はコチラ→ https://www.youtube.com/watch?v=3S4M_DnGE04&t=4s

『世界で一番やさしい建築設備』『エアコンのいらない家』の著者としてもおなじみの山田浩幸氏(ymo)