好印象間違いなし!門柱・門塀のデザイン5選

表札やインターホンがある門まわりは、その家の「名刺」のようなもの。来客は、門まわりの印象で、住んでいる人がどんな人なのかを想像します。一方で、コロナ感染対策として宅配ボックスを設けるなど、新しいニーズも増えてきています。今回の記事では、Instagramとの連動企画「#bコレ美しい住まいの外観」の投稿の中から、おしゃれで機能的な門柱・門塀のデザインアイデアをご紹介します。

1. 花ブロックでコンクリート門柱を軽やかに

門まわりは、広いスペースを確保できなくても、家の佇まいと家族の印象にぴったりなデザインにしたいもの。この写真では、花ブロックを使ったオリジナルの門にインターホンを設置しています。コンクリートだけでは圧迫感を与えがちですが、花ブロックを組み合わせることで軽やかなデザインにしています。門の足元には背の低い樹木や下草を植栽して、さらに存在感を引き立ています。また、正面から玄関へまっすぐ上がるのではなく、あえて斜めに上がるように誘導している点も秀逸です。

2. 象徴的なモチーフを門に使って家の目印に

この写真では、木を自然の姿そのままに使い、インターホンを設置。外壁に杉を張った木の家、緑が生い茂る生垣に馴染んでいます。インターホンは、家の敷地の入り口を示す目印でもあります。分かりにくい場所にあったり、目立たないデザインだと来客を迷わせてしまうこともありますが、この家では門柱がまるで出迎えてくれるようで、すぐに分かります。家族の「名刺」としての役割を十分に果たしていますね。

3. アプローチの途中に門柱を設置して他人の出入りを制限

「塀を立てずにオープンな外構にしたいけど他人が敷地に入ってくるのが気になる…」という方は、郵便受けの設置場所は玄関のすぐ近くでなく、この写真のようにアプローチを眺めにして、その途中に設置するとよいでしょう。ここで採用している門柱は、オンリーワンクラブの「パラレロ機能門柱 typeA アルマイトシルバー」。シャープですっきりとしたデザインで、悪目立ちしません。照明付きなのも嬉しいポイントです。

4. 宅配ボックスを設置してニューノーマルな暮らしに対応

多くのマンションには設置されている「宅配ボックス」。受取人が不在でも荷物を受け取れる便利な設備です。人と接触することなく受け取れるのでコロナウイルスの感染対策にもなるという観点から、戸建て住宅でも取り入れる例が増えてきています。写真の事例では、門柱に赤い扉がかわいらしい宅配ボックス(美濃クラフト/「DEPO」)を組み込んでいます。上部に照明を設置することで、夜の配達業者への気遣いもばっちり。夜間に帰宅したときも取り出しやすく、便利です。門まわりもニューノーマルな暮らしに合わせてデザインしてみてはいかがでしょうか。

5. セミクローズな門塀で曖昧に仕切る

家の周りを塀で完全に囲ってしまうと、プライバシーは保たれますが、つくり方によっては周囲に威圧的な印象を与えてしまいます。また家の中も、見通しや風通しが悪くなる恐れがあります。だからといって、完全にオープンにして玄関が丸見えになるのも気になる…。そんな方は、塀を低くしたり、セミクローズにするのがおすすめです。完全に閉じるのではなく一部を開放することで、道路と仕切りつつ視線も風も抜けます。写真では花ブロックを採用することで、より抜けのある塀をつくりました。道路と塀の間に植栽して「前庭」とすることで、通りがかる人や来客を緑でもてなすこともできます。

いかがでしたでしょうか。門まわりは、外観の印象だけでなく、住む人の印象も左右します。家や敷地の条件、好みのテイストに合わせて、オリジナリティのある外構デザインを叶えてください。

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工務店や設計事務所の方は、自慢の外観写真をぜひ投稿ください。締め切りは4月20日(火)まで。ご応募お待ちしています!